彼女のマックを使う男

 助っ人の望月と電話で話す。彼は俺が23歳の時に上演した「断末魔の轟木氏」で主役をやっている。
 彼は最近MACで「お遍路さん」のページを中心にネットサーフィンしているという。しかし、MACは彼女の持ち物だ。

 「自分のを買えば?」と私。
 「そうスね」と望月。
 「使ってみると、結構必要でしょ?」
 「でも、俺はパソコンを求めてるけど、俺はパソコンに求められてないから」
 「なるほど、深いな」
 「深い?」
 「そう言えば、俺はフォアグラを求めてるけど、フォアグラが俺を求めてないもんな」
 「同じっすか」
 「同じさ、きっと」

  夜中、台本書きと、掲示板の設定をする。