稽古が休みの日

 朝9時に仕事へ行き、夕方6時に帰宅するという、優雅極まりない日常を、久々に味わった。
 たまにはこういう一日もいい。
 秋が嫌いな俺だが、今日は付き合ってもいいなんて思っている。
 夕空を見ながら「カラスよ、飛べ」などと念じていた。

 しかしうちに帰ってから、たまった仕事を片付けなければならなかった。
 何てことだ。時間は意地悪だ。
 こんなに忙しいと、詩も書けない。
 もともと書いたことなどないが。