稽古で走る習慣

 プライベート的には部屋の模様替えなどして、ちょっとばかり豊かな気持ちになる。
 部屋の蛍光灯も新しいのに替え、なんだか来るべき21世紀に対してささやかな心構えを示しているみたいに思えてくる。しかし、21世紀の何に対しての心構えだろう?

 稽古は夕方、中野弥生町にて。
 このところタバコをあまり吸わなくなっているのでマラソンの距離を伸ばしてみた。本番迎えるまでに10キロまでいくだろうか?
 稽古場では毎日生真面目に走っているのは俺だけなのだが、俺とて別に芝居のために走っているわけではなく、むしろ生活習慣病予防の意味合いが大きい。
 だがそんな事言えるか? ヤング達の前で。
 メンバーは健ちゃん以外全て4歳以上年下なのだ。

 しかし、生真面目に走る割には稽古が少なく、自主練したり柔軟体操したり、気功法の体操をしたり、自分なりに無聊を紛らしている。
 健ちゃんは随分と手馴れて来た様子だ。とはいえ見えない大きなプレッシャーのようなものが彼を押し潰さんとしているのは窺い知ることが出来る。
 これは、もう、なんというか、しようのないことだ。俺らに出来ることはせめて台詞を覚え、稽古をするくらいだ。

 稽古中ラーメンの話をしたせいで、ラーメンが食いたくてたまらない病にかかった。
 中野坂上に向かう皆と別れ、一人中野駅へ向かう。
 目指すはとりあえずザボン。こってり系だ。

 ザボンのラーメンは840円もして、ちょっとショックだった。