稽古場への道に迷う

 小金井で稽古。
 稽古場の場所は木曜日の稽古終了後に口頭で皆に伝えたが、わからなかったら電話してくれと言っておいた。
 だが昼、PHSの電池が切れていた。
 充電器は実家だ。

 とにかく早めに稽古場に向かい、部屋を空けておいたが、5時を過ぎても皆は来ず。
 横岳が来たのでめぐみ君に電話させると、何とか来られそうだとのこと。しかし随分迷ったらしい。
 俺の家の電話の留守電メッセージに「場所わかりませ―ん、ガチャッ」というメッセージが入っていた。

 マラソンをし、稽古場に戻ると、健ちゃんが来ていた。
 「山ちゃんに会わなかった?」
 と健ちゃん。
 「え? 会ってないよ」
 「そう。さっきさ、コンビニから電話してきて、場所を教えてたんだけど、塚ちゃんが目の前を走っていったって言うんだ」
 「あちゃー、全然気がつかなかった。俺、マラソン中は脳波がα波だから」

 その後すぐ山ちゃん到着。
 「塚さん、目が合ったのに行っちゃうんだもん」
 「ごめん、全然気がつかなかった」
 「もう、いいです。今度は迷いませんから」
 「でも、ここ、今日だけなんだ」
 山ちゃんは鼻の穴を拡大させて怒り心頭。俺は平身低頭。
 突然ダイナマイトが爆発した。
 ダイナマイト写真ガイ、浅香真吾のご入来だ。

 「こんちはー」
 と、妙に自由気ままっぽく登場。早速仕事の話を健ちゃんに。
 「健さん、写真、どうする―」
 「金、ねえんだ」
 「後払いでも、いいよ」
 「…じゃあ、お願い」
 商談は成立したようだ。

 稽古後、一人で酒を飲みつつ台本を読む。
 途中で記憶なくなる。