小腹空きっぱなし稽古

 久しぶりに日記のアップを済ませ、夕方新宿の角筈へ。
 初めての稽古場だが、さすが日本一の繁華街新宿。一見して公民館とは思えない近未来的デザインのビルの七階が稽古場だった。
 エレベーターで上がりながら、「おいおい、このまま宇宙に行ってしまうなんてことはねえだろうな」と思った。小金井市民としての素朴な不安を抱えつつ七階へ。

 新しい稽古場で困るのはマラソンコースだ。手ごろなコースを決めるのに一苦労する。
 とりあえず十二社通りを西参道方面に走ってみた。

 代々木のラーメン道楽を横目で見て、まだまだ行けると思ったのでそのまま代々木公園まで走り、山手通りを水道道路まで戻り、十二社通りへ。大体5キロくらいだろうか?
 七階に戻ると、劇団アンテナ小僧の川口さんと、おかだようさんが見学に来ていた。汗まみれでご対面。まるでビオレのCMみたいだぜ。
 差し入れにサンジェルマンのパンを買ってきてくれたみたいなので、いざ勝負と思った瞬間健ちゃんの鶴の一声。「塚ちゃんとしのちゃん。稽古するよ」

 空腹のまましのちゃんとのシーンを稽古。横岳が風邪をひき、米倉が体を壊し、必然的に俺のシーンの稽古が待っていたという訳。
 しのちゃんとのシーンを稽古し、さて、パンを食おうかと思い、まるでベッドシーンの俳優のように男前の顔でサンジェルマンの袋に近づいた。いざ勝負と思った瞬間健ちゃんの鶴の一声。「次、塚ちゃんとオギちゃん。稽古するよ」

 オギノ式との長いシーンの稽古は1時間半にも及んだ。何と終わったのが9時過ぎだ。
 「じゃあ、ちょっと休憩ね」
 そう言って健ちゃんは体中ニコチンまみれになるべくロビーへ。願ってもないチャンスとばかりにパンにかぶりつく俺。
 その現場をおかださんに見られる。
 「きゃー、モグモグしてる」と言われてしまった。
 そりゃ、よくモグモグしないと消化に悪いからね。

 めぐみちゃんと山ちゃんは稽古出来るシーンがないため、自主練をしていた。めぐみちゃんは生真面目に台詞の練習。山ちゃんはオギノ式やわっちゃんに言葉攻めされながら練習。

 稽古が終わり、エレベーターで外に出る時、川口さんから「塚本さん、それ、薄着じゃないですか?」と言われた。
 「いかにも薄着ですが…」
 「ですよね」
 バイクに乗る時はド厚着だが、最近は殆ど電車に乗るので、基本的に薄着の男なのであった。厚着で電車に乗ると暑いのだ。
 駅に向かう道すがら、健ちゃんとおかださんは寒がっていたが、俺はむしろ暑かった。

 夜11時帰宅。