マラソンなしだと集中が切れる

 所用があって朝六本木に出かけた。用事を済ませたのが昼過ぎ。稽古は6時からだが、一旦家に帰るのも中途半端な気がしたので、新宿に出て暇をつぶす。
 夕方5時、新宿から歩いて中野南台の稽古場へ。小一時間かかったが、おかげで有酸素運動をやる手間が省けた。本日は筋トレのみ。
 七時から通し稽古をする。しかし、何てことだ。途中でシーンを間違え、しかもそれに気がつかず台詞をづらづら喋り、皆が小声で「ドカさん違う、そこじゃないよ」と教えてくれてようやく気づくという失態を演じ、なおかつその失態を演じたことでテンションが落ち、そんな事くらいでテンションが落ちている自分に腹が立ち、無理矢理上げようとして空回りし、さらに空回りしている自分に焦り、ひどい芝居をしてしまった。

 さすがにこういうのは落ち込む。
 きっと、走らなかったからいけないのだろう。
 明日からはきちんと走ろうと思う。

 ”破戒僧”飯野が大量のプリンを持って稽古場を見学に来た。
 「俺、今、プリンで生きてますから」
 と、くぐもった恍惚感混じり声で喋っていた。

 稽古後、ジョナサンで軽く食事をする。
 飯野と、国分寺のスタ丼の話をする。
 奴はスタ丼否定派。俺はスタ丼賛美派である。
 飯野は「あんなもん人間の食うもんじゃねえ」と言い、
 俺は「英国王室御用達の味だ」と無茶を言う。

 まあ、うまいとかまずいとか、そういうレベルで語る代物じゃないんだけど。

 しかし、脂断ちをしてから気がついたのだが、世の中の外食産業にはなんとアブラ物が多いことだろう。ファミレスで油使っていない食い物なんて、マジで一つもないぜ。
 仕方ないから、ウーロンハイだけ頼む。いっぺんでクラッと来た。

 本番まであと9日。