スカトロ好きと言われ

 昼から稽古。中野南台にて。
 南台の辺りで稽古する時は、既に手頃なマラソンコースを知っているので楽だ。
 しかし今日はコンディションが良くなかった。ありていに言えば息が上がってしまった。
 こういう時にはひどく汗をかいてしまう。

 マラソン後、体を温めるための鬼ごっこに参加。
 5分間鬼ごっこをやり、最後に鬼だった人は夕ご飯の時間に使いっ走りになるというルール。
 何と、俺が使いっ走りになる羽目に。

 坂も風邪をひいてしまったらしい。飯野から始まったウイルスリレーもこれで一巡りした感じだ。
 阿部君の様子が気がかりだったが、彼は夜からの稽古参加で、昼間はいなかった。
 いるメンバーでやれるシーンを稽古する。
 しかし今一つ調子が出ない。
 このところ睡眠時間が短いからだろうか。

 夕方5時に休憩。
 使いっ走りの使命を果たそうとしたが、皆に「自分で買いに行きますから」と言われる。
 飯野だけが「おかずとコーラを買って来てください」と使命を与えてくれた。
 コンビニにて使命を果たし、ついでに自分の食料も買い、稽古場に戻る。
 しかし、コーラを買うのを忘れてしまった。
 どうも、頭の方も本調子じゃないみたいだ。

 休憩中おもむろに飯野が、
 「ドカさんてスカトロ好きそうに見えますね」
 と、思わず食いかけのハンバーガーを噴出すようなことを言った。
 「な、なんだと?」
 「あ、すいませんね。なんかそんな気がしたんで」
 そんな気がしたって、俺のどこをどう見たらそんな気がしたのだろう。
 気になるのは、スカトロプレイを見るのが好きなのか、するのが好きなのか、どっちだ、ということだ。

 休憩中、阿部君到着。顔色が悪かった。
 「阿部君、顔色が宇宙から見た地球の、中央アジアの部分みたいだぞ」
 そう言いつつも、俺自身あまり体調が良くない。
 しかしここで倒れるのは悔しいので、休憩時間の後半を利用して再びマラソン。
 ざまあ見ろという気分で稽古場に戻ると、体を暖めるためにまた鬼ごっこをやっていた。
 今度のバツゲームは、稽古場の片付けと、借りたラジカセの返却。
 何と、またもや俺が片付けと返却をする羽目に。

 夜の稽古中、中山君曰く、
 「最近はドカさんが面白くないことを言っても適当にあしらうことを覚えたから」
 などと無礼なことを言いやがる。
 おまけに加奈ちゃんまでが俺の顔をしみじみ見て、
 「男の価値は経済力です」
 などと身も蓋もないことを言いやがる。
 飯野には「スカトロ好き」と言われ、なんだか今日の俺は散々な言われようだ。

 帰りの車中にて、ビル・ゲイツの伝記を読む。
 パーソナルコンピュータ黎明期の部分が面白い。特に、マイクロソフトのBASICがどのように作られたかというあたり。
 アップル?、PET、TRS80といった、パソコン後三家が出揃う頃だから、1976年から77年あたりですな。
 俺が生まれて初めて秋葉原に行った時、まだTRS80は売っていた。
 モデル30とかいうやつで、異常に高かったのを覚えている。

 夜10時、実家に帰る。
 コモドール64のエミュレータサイトで、エミュレータ専用のゲームをいくつかダウンロードする。
 驚いたのは、あの「ゼビウス」のコモドール64版があったことだ。
 早速動かしてみたが、グラフィックも動きも、紛れもなくあの「ゼビウス」だったので、思わず目頭が熱くなった。
 14歳の時にやりたかった。
 やっぱり性能良かったんだね、君は。