隙のない世の中

 一日中雨が降る、ねっとりとした水曜日だった。
 本番前最後の稽古休みなので、命の洗濯をしようと思ったものの、何をしたらいいのかわからなくなり、突然頭がパニック状態になる。
 落ち着くためにコーヒーを立て続けに3杯飲んでしまった。
 しかもインスタントだ。

 「お笑い男の星座」は昨夜一時間半かけて一気に読んでしまったので、今日は読書の楽しみがない。
 「帝王ビル・ゲイツの誕生」は面白いけど、アンニュイな平日の午後に読むべきものじゃない。
 迷った挙句に、トップページの地味な更新作業をする。
 ホントに地味で、しかも時間がかかる。

 夕方、体がうずく。
 何をしたらいいのかわからず、とりあえず風呂に入る。
 それから夕食の仕度をし、ゆっくりと食べる。

 こういうときに一番いいのは、長い長い海外もののミステリーを読むことだ。
 だが、今何が一番面白いのだろう。
 一応本屋に入ってはチェックしているのだが、タイトルからも解説からもそそられるものに出会えていない。
 いっそBook Offでも行って、10冊くらい買いこむか。

 だらだらだらだら時間は過ぎていき、あっという間に夜になってしまった。
 「ギョーザ大作戦」のことも色々考えるが、プロットに進展はなし。
 面白いこともなし。
 いや、一つあった。
 オギノ式の電話料金が1万5千円を超えたそうだ。
 「厳選エロサイトですよ。国際電話の回線に繋がってたみたいなんですよね」
 「何時間くらい繋がってたんだい」
 「調べたら一時間くらいでした。参りましたよ。だからカズとわっちゃんには『今後俺の許可なくしてインターネットに繋ぐべからず』と、禁止令を出しました」
 全く最近の世の中って、油断と隙に欠けている。