ジョンとポールのライブ考

 「ターン」、読み終える。
 「スキップ」同様、透明感のある女性が主人公なので、読みながらドキドキしっぱなしであった。
 特にラスト近くで悪い男に襲われるところでは、三国志の関羽ばりに義憤に駆られてしまい、読みながら心の中で「曹操の仕業か!」だの、「兄者、ここは拙者に任せて早く!」だの、力強いんだか強くないんだかわからない声援を送ってしまった。

 「『禍いの荷を負う男』亭の殺人」、読み始める。
 どういうわけか活字が小さく、見た目よりもボリュームがありそうだ。

 昼間は外に出なかったのでわからないが、ニュースによると気温が19度まで上がったらしい。
 しかし夕方には急激に下がったので、暖かい春の日差しを体感することは出来なかった。

 「ギョーザ大作戦」の方は、相変わらず登場人物のキャラクターを練り、どんなシーンが出来るかを色々と妄想の中で試行錯誤している。
 調子の良いときはぽんぽん思いつくのだが、悪い時はろくなのが思いつかない。
 週の真ん中なんてそんなもんだ。

 BSで、リンダ・マッカートニーの特集をやっていた。
 ポールならわかるが、なぜカミさんが?
 ただ、リンダの特集をやるということは、必然的にポールの映像が見られるということになる。
 今となってはなかなか見られない、ウィングス時代のポールの映像は、結構見たいかも。
 特に、アルバム「スピード・オブ・サウンド」をリリースした1976年に行われた全米ツアーの映像は、かなり見たい。
 高校1年の時になぜかテレビで見たのだが、ショウの構成がうまい人だと思った。
 ビートルズの他のメンバーには絶対出来ないだろう。
 ジョン・レノンの場合、ツボに入ったらポールのステージを越えてしまうが、現存するライブビデオのどれも、ステージとしての完成度はポールに劣ると思う。
 唯一ボルテージが高いのは、「ライブ・イン・ニューヨークシティ」だろう。

 俺はこのアナログ版を持っている。
 思い出の品だ。
 これを秋葉原で買った帰りに、万引で捕まりそうになったのだ。
 当時中3。受験は終了し、高校の合格発表を翌日に控えていた。
 レコードを買い、友達二人と西葛西のコンビニに入って立ち読みをしていたのだ。
 友達二人がガムを万引きしたのだが、巡回中のお回りに見つかったのだ。
 俺はジャンプか何かを読んでいたので無罪なのだが、友達が店の外に飛び出していったので何事かと思い外に出たら、すぐに店の中から「おい!」という怒鳴り声が聞こえたのだ。
 条件反射で俺も逃げてしまった。
 何しろ翌日が都立校の合格発表である。
 ここで捕まっては一年間の受験勉強が水の泡になってしまう。
 走って走って走った。

 結局捕まらず逃げ切ったのだが、その時の激走のせいか、レコードは微妙にたわんでしまった。
 「ウェル・ウェル・ウェル」という曲がよく飛んだ。