隙だらけの朝、そして「ヒミズ」

 目を覚ますと、そこはオギノ式達のマンションだった。
 つるまみ、ケンケンは先に帰ってしまったらしく、置き手紙があった。

 ドカさんへ。
 先に出ますので帰る時に
 カギを掛けてポストの中に
 入れておいて下さい。

 探さないで…。
 旅に出るから… つるまみ(旅情編)

 P.S.やっちゃえ、今やっちゃえ(byつんく)

 いびきかいてたで…

 1月に新年会をやった時も、最後まで寝てたのは俺だった。
 おのれの、隙だらけの人生を小1時間ばかり、じんわりと反省。

 カギを掛け、部屋を後にする。
 午前1時。
 外は、わざとらしく春めいていた。

 吉祥寺に寄り、昼飯を食ってから、実家に帰る。
 途中、ヤングマガジンを立ち読み。
 古屋実の「ヒミズ」をチェック。
 前作に比べて、更に乾いた作品になっているようだ。
 もはや、ギャグマンガではない感じがする。
 そこにある虚無感は、20年前なら小説家が書いていたはずだ。

 ひどく疲れていたが、がんばって昨日の日記をまとめる。
 そして、ついでにファイルの整理をする。

 夜、モハメッド・アリのドキュメンタリーを見る。
 NHK。
 映像資料の豊富さは、さすがNHKである。
 ゲストの喋りも、民放でやるように多くはなく、極上の時間を堪能した。
 どうも最近、NHKが好きになってきているようだ。