万年筆探し

 昼の1時半まで寝ていた。
 昨日はかなり飲んだわりにはあまり酔わず、記憶が途切れることもなかった。
 肝臓が元気だったのか、それとも逆か?

 2時に部屋を出て文房具屋巡りをする。
 3日前、親父に、
 「安物の万年筆と、インクを買ってきてくれ」
 と頼まれていたのだ。
 親父は、パイロットの安物万年筆を妹からもらい、実に10年以上使っていたのだが、それがついに壊れたので、新しいものが必要になったのだという。
 しかし、妹が言うには、その万年筆はもともと俺が買ったものであるらしい。
 まったく覚えていない。

 文房具屋を何軒かのぞくが、親父が言うところの安物の万年筆はなかった。
 店のおばちゃんに、
 「すいません、安物の万年筆を下さい」
 と尋ねたところ、
 「安物ねえ…最近はそういうの、あまり買う人がいないんでねえ…一番安くて三千円だわねえ」
 とのことだった。

 結局、万年筆探しは明日以降に持ち越す。

 開高健「私の釣魚大全」読む。
 自分の中で「開高健フェア」が開催されている。
 なぜ今頃?

 夜は読書をして過ごす。
 寒くもなく暑くもなく、読書には丁度いい夜だ。
 読んでない本がまだまだあるので、当分はこの愉悦が続きそう。