ホテル・カリフォルニアみたいな展開

 昨日からどうもぐずついた天気だ。
 カリフォルニアはどこへ行ったのだろう。
 気温が下がればテンションも下がる。
 こんなことなら、もっとカリフォルニア日和を謳歌しておけばよかった。

 カリフォルニアという土地はそういうところだ。
 人々が夢を抱いてやってきて、そして狂騒的な日々を過ごし、ふと気がつくとすっかり年とってしまった自分がいて、うたかたのごとく過ぎ去りし年月を、アルコール漬けの頭でけだるく数えていたりするのだ。

 とはいえ、我々は生き延びねばならない。

 生きることに目的を見いだせなくなった時、人は引きこもりになる。
 しかし、生き延びることには目的などない。

 生き延びる。
 それは、
 生きて、延びること。

 親父に頼まれていた万年筆を探しに、銀座に行った。
 しかし、安い万年筆を探すのにデパート巡りは、ちょっと頭の巡りが悪かった。
 さっさとアメ横にでも行っておけばよかった。
 当然何の収穫もなかった。

 小金井の文房具屋のおばちゃんのことを思いだし、ひょっとすると安い万年筆を入荷してくれているかと思い、行ってみた。
 しかし、店が五月六日まで休みだった。
 なんてことだ。
 今日は無駄足三昧だ。

 アパートに戻り、部屋の掃除と洗濯をする。
 なんだか妙に寒い。
 小金井はこれから冬の季節を迎えるのだろうか。
 市民が立ち上がればどうにかなるだろうか。