見知らぬ町

 沼袋にて稽古。
 西武線に恨みがあるわけではないが、なんとしても中央線の駅から行きたかったので、とりあえず夕方5時半、中野に降りてみる。
 とりあえず中野。
 そこへ行けば、きっと何かがある、そんな気がして。

 中野駅北口から、バスに乗ってとにかく北へ。
 夏が近づき、北へ移動。
 まるで渡り鳥みてえだ。

 降りた停留所は見知らぬ町。
 人も道もコンビにさえも、よそよそしい。
 なれなれしいのは好きじゃないけど、よそよそしいのもちょっと。

 稽古場に、“破戒僧”飯野が初参加。
 2年ぶりにマグネシウム登場である。
 「慣らし」運転のために、飯野中心にエチュードやディスカッションをする。

 ジョカの美佐穂さんから電話。
 「あと、60枚チケット売らなきゃいけないの」
 公演直前でそれは辛い。
 60枚か。俺にはとても。

 夜、小金井にて、思いつきメモとにらめっこ。
 台本に使えるネタはないかとさがすも、掘り出し物は見つからず。