感情のツボ

 小金井で稽古。
 飯野が演じるナイス川のシーンを、ようやく書いたので、そこを稽古する。

 ナイス川はもともと、レフリーという設定だった。
 何のレフリーかというと、餃子のレフリーである。
 一番最初のプロットではそうなっていた。

 その頃書いていた「ギョーザ大作戦」のストーリーは、餃子界の世界チャンピオンに挑戦する男が新チャンピオンになるまでの道のりをアクションタッチで描くというものだった。
 が、よく考えてみたら、それは「TVチャンピオン」の特集と大差ないのであった。

 いかにして、「TVチャンピオン」風にならないようにするかが、苦労の種であった。
 今、台本は7割ほど出来ている。
 後は、ラストに向けての盛り上がりを、活字にまとめるだけだ。
 とりあえず、「TVチャンピオン」風になることは避けられそうで、ほっとしている。

 他に、俺と健ちゃんのシーンをやる。
 健ちゃんは最近、あるシーンに来ると、顔が真っ赤になって、鳴きそうな声になってしまう。
 なぜそうなるのかが、よくわからないが、本人も良くわからないらしい。
 人のツボとはわからぬもので、山ちゃんは「こんな女の言うこと、聞くことないのよ」という台詞を言われると、なぜかもの凄く怒る。
 誰でもそういうのはあるみたいだが、事前に知ることが出来たら、人生円滑かもしれない。

 夜、米倉さん稽古場に来る。
 差し入れにクッキー。

 稽古後、米倉さんと舞台美術の話をする。
 アイディアを聞き、今週中に、舞台を簡単な絵にしたものを見せてもらうことに。
 11時半頃まで雑談。

 帰りに、新小金井街道のラーメンショップでラーメンを食う。
 ニンニク入りのラーメンが、無性に食いたかったのだ。

 新小金井街道に「ラーメン二郎」がオープンしていた。
 驚いた。あの、二郎が、ついに。
 この通り、最近ラーメン街道になりつつある。

 部屋に戻り、洗濯と掃除を済ませる。
 ニンニクのにおいが気になる。