管直人を見た翌日

 そういえば、昨日重要なことを書き忘れていた。
 どうでもいい事ではあるけれど、思い出したのも何かの縁だ。
 せっかくだから書いておこう。

 仕事が終わり、夕方7時頃に武蔵小金井の商店街を歩いていたら、前の方に止まっていた民主党の宣伝カーから、スーツ姿の男が歩いてきた。
 すると、左側の歩道を歩いていた人が、わざわざ道路を横切って、その男に駆け寄って握手を求めた。
 「民主党のサクラかな」
 そう思って二人のそばを通り過ぎると、握手されているスーツ姿の男がこちらを向いた。
 管直人だった。

 まあ、ただそれだけの話なのだが、もしも俺が頭のおかしい、懐に凶器を忍ばせた、自称演劇人のT青年だったりしたら、やばかっただろうなと考えた。
 民主党にとっては幸いなことに、わたくしは善良な市民であり、懐にあるもので凶器になりそうなものは、コンビニで105円で買ったボールペンだけなのであった。

 明けて今日、海の日である。
 カーッ! という感じで太陽がカメラテストをしており、カメラマン側にいる我々は非常に暑い思いをしている。
 こんな日は、まな板や布巾を、カメリハ太陽くんに消毒してもらうに限る。

 部屋を開け放し、まな板やら何やらを太陽にさらすと、もはややることがなくなってしまった。
 横になると、おあつらえ向きに涼しい風。
 どこからか風鈴の音。
 さらに遠くのほうからはかすかに蝉の声。
 目を瞑ると波の音。
 甲子園の歓声。
 あっという間にウトウトだ。

 起きると、夕方の5時だった。
 自堕落丸出しの午後を過ごしてしまった。
 まな板やら何やらを片付ける。

 夜、うなぎをご馳走になる。
 うなぎは、夏の天才である。