フロストの愉悦残り少な

 雨が降ったせいか、ほんの少しだけ過ごし易い。
 しかしどういうわけか窓を全開にしても風が弱く、結局冷房のスイッチを入れることになる。

 土用の丑の日ということもあって、魚屋の店先ではうなぎを焼いていた。
 しかし、先週の金曜、今週の日曜と、うなぎを食っているので、暑さがやや収まった今日のような日に無理して食うことはない。
 待ってろ、うなぎ。
 
 「夜のフロスト」面白すぎて、あっという間に600ページ。
 残りはわずか100ページだ。
 何てことだ。もう終わってしまう。
 こうなったら、「新平家物語」でも読み返すか。
 あれならひと月はもつ。

 長い小説が個人的に好きなのは、集中して読んでもなかなか終わらないからだろう。
 終わりがくるということが、昔から苦手なのだ。
 いまだに芝居を続けているのは、そのせいかもしれない。