冷夏の記憶

 またもや曇天だ。
 8月の前半は、1年でもっとも暑い季節ではなかったか。

 冷夏といわれた1993年の夏はどうであったか?
 当時の日記を引用してみる。

 「8月2日。急に気温が下がった。なんてことだ。8月の第一週というと、一年で一番暑い時期なのにこれだ。日焼け用にコパトーンを買い、レジャーシートを用意して、いつ晴れてもいいように部室に置いてあるが、一番体を焼くことができる今の時期に、雨に降られちゃおしまいだ」
 「8月5日。天気が悪い。真夏らしい天気に、最近お目にかかっていない。これでは日焼けセットを用意した意味がない」
 「8月6日。今日も一日中、空は灰色で、夜には冷たい雨が降る始末だった」

 この年は結局このまま気温が上がることなく終わってしまった。
 翌年、日本列島は米不足に見舞われた。

 今年の場合はどうであろうか。
 7月が記録的な暑さで、8月が記録的な寒さなんてことは、いくらなんでも不条理すぎる。
 稲だって、実っていいのか悪いのか、わからないに違いない。

 夕方、回転OZORAの芝居を大塚へ観に行く。
 劇場で健ちゃんと待ち合わせ、ビデオを借り受ける約束をしていたのだが、客席を見渡してもいなかった。
 終演後、受付の手伝いに来ていた望月に聞くと、「来てませんよ」とのこと。
 外に出て、健ちゃんからメールを受信。
 「ごめん、今日、行けなくなりました」

 10時に帰宅。
 台本のことなど色々考える。