乳首が痛い男

 演出が東さんに代わり、稽古は続く。
 台本を書いているのが東さんであり、前から演出の伊原さんと話し合いをしていることもあり、演出が代わることで芝居が大幅に変わるということはなさそうだ。

 マラソン、軽く5分ばかり走る。
 本当はもっと沢山走らなければいけないのだが、昨日から体に変調が起きている。
 走って汗をかくと、なぜか乳首が痛くなるのだ。
 Tシャツにこすれたりするとものすごく痛い。
 あまりにも痛いので、両手で胸を押さえながら走っていたのだが、日が沈んだ超高層ビル街で、汗をだらだら流した男が、胸をもみしだき、はあはあ言いながら走るのがどういうことなのかは、考えるまでもなかった。
 というわけで、今日は軽くしか走らなかったというわけ。

 10時半まで稽古をし、うちに帰ってからカレーを食う。
 妙に静かな夜だ。
 たまに聞こえる車の音が、波音に聞こえる。
 4時まで、静かに過ごしてみた。