篠田節子「弥勒」

 「弥勒」読み続ける。
 アフガニスタンのことを連想せずにはいられない内容。

 タリバン政権という重石が取り除けられ、アフガニスタンは政治的な空白状態にある。
 世界史を振り返ってみても、こういう状態が「ヤバイ」ということは明らかだ。
 共食いが始まる前に、一刻も早くアフガニスタンの正式な政府が国際的に承認されなくてはいけないはず。
 将来を見据える意味で、空爆よりも戦略的に重要な局面ではなかろうか。

 新聞に、100年前の義和団事件が、現在のアフガン情勢を思わせるというコラムが載っていた。
 列強各国が軍隊を派遣したことをさしてそう書いてあったのだが、そういうことなら近・現代史は同じような出来事の繰り返しだったと思う。
 ただ、情報技術がこれだけ発達した現代では、下手なことをしでかすとたちまち国際世論の非難が待っている。
 惜しむらくは、国際世論には、現実的な力がない。
 だから、旧ユーゴスラビアや、東ティモールみたいなことが起きてしまう。

 アフガニスタンも、そういった意味で、ヤバイと思う。

 夜、煮魚と焼き豚で飯を食う。
 テレビをつけるのが厭なので、ラジオでFMを聴いてみたが、ひどい内容だった。

 「弥勒」半分ほど読む。