いきなり吐き気と眠気

 昨日、東小金井からうちまでの歩行時間を算出したので、今朝はいつもよりも15分ほど早く部屋を出てみた。
 ところが思ったよりも気持ち良くなかった。
 朝食のトーストがいけなかったのか、それとも昨日の夜に日本酒のペースで焼酎をストレートで飲んだのがいけなかったのかわからんが、とにかく朝の空気がそれほど気持ちよく感じられなかった。

 悪いことは電車に乗ってから起こった。
 東小金井を出て、武蔵境に着いたあたりで、なぜだか胃のあたりがむかむかしてきて、三鷹に着く頃には吐き気をもよおしてしまったのだ。
 「すいません、降ります」
 たまらずホームに降りたものの、歩くと胃の中のあいつらが脱獄してしまいそうだったので、とりあえず自動販売機で緑茶を買ってゆっくり飲んだ。
 少し落ち着いたものの、吐き気はまだ残っていたので、トイレに行き吐こうとしたのだが、個室は全て塞がっていた。
 少し待ってみたが、緑茶の成分が効いてきたのか、吐き気が緩やかに治まっていくのを感じたので、再び電車に乗ることにする。

 三鷹から地下鉄東西線に揺られ、茅場町に着いた頃には吐き気は嘘のように治まっていた。
 しかし、吐き気を感じていた10分ほどの間に、随分と体力を消耗したらしく、歩くと足元がふらついた。

 昼、古本屋で中野好夫著「アラビアのロレンス」購入。

 2時頃、仕事をしながら、すさまじい眠気に襲われる。
 あまりにもひどい眠気だったので、トイレの洗面台で顔を洗い、屋上で逆立ちをした。
 仕事に戻ってから、それまで書き込んでいた書類に目を通すと、「15月29日」とか、「29曜日」など、わけのわからない記述があり、どうやら完全に寝ぼけたまま仕事をしていたと思われ、直すのに30分ほどかかってしまった。
 皮肉なことに、寝ぼけていた自分の不始末を直す作業が、眠気を完全に払ってくれた。

 夜、野菜の雑炊を食う。
 体調は良くない。
 眠くて仕方がなかったので、食った後は横になってウトウトしていたら寒くなったので、風呂に入る。

 結局体調が悪いまま一日を過ごす。
 台本も今日はお休みだ。