静電気というより電気ショック

 結局昨日のゲキダーンは、波乱のうちに幕を閉じた。
 路上パフォーマンスの光と影、その可能性と限界について、色々思うところがあったので、詳しい顛末は近いうちにネタ倉にでも載せることにする。

 嵐のような週末が終わり、何事もなかったかのように平日がやってきたが、この週は今年最後の週だということに今気がついた。
 最近は週末になると隙が多くなっているので、平日の時間の流れはとてもありがたい。
 が、あまりにも流れ方が無機質だと、年末になってから石ころのような気分を味わうことになるのだ。

 今年も色々ありました。

 仕事中、データ入力を頼んできた女性の上司と指先がちょっと触れたら、今年最大級の静電気が流れた。
 「な、なに今のは? バチッていったわよ?」
 「すいません。僕、静電気が凄いんです」
 「まあ」
 「だから、僕に触らないで下さい」
 「まあ」

 その1時間後、入力を終えた書類を返す時、何と書類越しにバチッと来た。
 「まあ、紙越しに電気…」
 「すいません」
 「誤ることないけど、あなた、危ないわね」
 「すいません」
 「ガス漏れとか、気をつけてね」
 「とても気をつけてます」

 夜、珍しくテレビを観た。
 島田紳介の司会で、M-1グランプリという、漫才の勝ち抜き番組をやっていたのだ。
 10組の漫才師が登場し、客と審査員のシビアな審査によってランクを決め、1位と2位で決勝戦を行うといった趣向だ。

 番組が始まってまもなく紳介が、「きっと審査員の皆さんも、何もコメントできないでしょう」と、余計な審査員コメントが出るのを牽制していたのだが、その配慮にものすごく大きな愛を感じ、思わず涙ぐんでしまった。

 ただ、東京漫才が一組しかおらず、しかもかなり寒かったのは、非常に残念だった。
 「標準語」で漫才をすることが、高いハードルになってしまうコンビが多いのは、非常に嘆かわしいことだと思う。
 久米宏をじっくり観察すれば、東京漫才の可能性が大きく開けるはずなのに。

 優勝は、中川家が勝ち取った。
 決勝のネタは、さすがによく練られて、面白かった。

 第1回目で、審査の前歴もなく、客席審査の公平さをどうするかなどの問題も見られたが、全体として、漫才を非常にシビアに評価し、いい漫才を育てようといった空気に満ちていた。
 こういう番組はきっちりと続けて欲しい。