インパクと糸井重里

 昨年の12月31日をもって終了した政府主導のインターネット博覧会「インパク」のプロデューサーをやっていた糸井重里のインタビュー記事を新聞で読んだ。
 オープンゆえに発達したインターネットというジャンルをオープンとは対極の位置にある政府が取り上げることをさりげなく揶揄しつつも、コンテンツに頭を悩ませてきたこの1年間はパビリオンの担当者にとって無駄ではなかったはずだと糸井氏は語った。
 実に同感である。

 インターネットの普及はコンテンツに対する人々の鋭敏な感覚を養ってきたと思う。
 もはやインターネットであること自体に価値がある時代は終わったわけだ。
 だからといって個人が作る自己満足ホームページがなくなったほうがいいというわけでは決してない。
 そういうページの存在が許されない社会こそ脅威だ。

 とはいえ人に見てもらうためにはどうすればいいのかと真剣に考えることは新しいライフスタイルといえるのだから、色々悩んでみるべきだと思う。

 この日記も最近は塚本個人の身辺雑記と化してしまった。
 が、ごくたまに読んでくれている人に会うと読んでくれているだけなのに応援されていると勝手に錯覚してしまい自己完結的に頑張ってしまうのだ。

 たまにやたら長い日記を書く日があるが、それは読んでくれている人に会った日であることが多いのだ。
 燃えちゃうわけだね。

 初仕事は予想通りたまりにたまった書類の山が待ち受けていた。
 ガソリンとライターが手元になかったので仕方なく仕事をした。
 座りつづける力を「座力」というらしい。
 小さい頃から聖書の勉強で座り続ける習慣がついているために、ユダヤ人には知の天才が多いのだという。

 夕方6時実家に帰る。
 リストラ寸前の野菜を冷蔵庫で集め、細かく刻んでほうとう鍋にして食った。

 久しぶりにゆっくり時間をかけて風呂に入る。
 2002年を転がすための気を沐浴で養う心算だ。