手ひどい静電気

 肉じゃが丼を食って朝から仕事に行く。

 最近静電気のために日常生活に支障をきたしている。
 特に仕事中がひどい。
 金属にさわれないからコピー機を操作するのも一苦労だ。

 誰も見てないのを見計らって台本のコピーをしたのだが、まるでばちが当たるかの如く放電した。
 痛くないとはいえないが我慢できない痛さでもない。
 ただ異常なくらい腹立たしい。

 そんな状態がひと冬続くわけでこれは強迫観念と言ってしまった方がいいのかもしれない。
 早く湿気に満ちた日本の夏がこないだろうかと今から心待ちにしている。

 夜、ひじきご飯を作る。
 アジの開きを冷凍してあったのでそれを焼く。
 大根おろしは例によって一般人の50倍ほど食うため大根の3分の1ほど使っておろす。

 「木更津キャッツアイ」観る。
 会話の組み立て方が見事だ。
 若者言葉でシナリオを作る際に犯しがちなミスが全くなく、何気ない台詞ほど役者が気持ち良く言えるようになっている。
 マンガの世界では10年前からあった手法だが、ようやくドラマのシナリオでもお目にかかれるようになったというわけだ。

 若者が日常で使う言葉でシナリオを築いていく手法は定番のようでいて実は90年代を通じてないがしろにされてきたのではないか?
 たとえばつかこうへいの作劇術は生み出す言葉がそのまま「世代の言葉」として受け取られたわけだが、90年代の作家で「世代の言葉」を生み出した劇作家はいなかったように思う。

 宮藤官九郎のシナリオは「世代の言葉」を構築しうるしたたかな構造を持っていると思った。