手書き時代の日記

 午後、仕事が暇になったのでこっそりとネットを見ていた。
 何を見ていたかといえば、これが自分の日記である。
 昨年の4月頃の日記を読んでみたのだが、忘れている出来事が多かったのに驚いた。

 それから誤字・脱字が結構あることにも気づいた。
 手書きではなくワープロを使っているため、読みは同じでも字が異なるというミスが多かった。
 たとえば「感じ」を「漢字」とやったり。

 少し前になるが、手書き時代の日記をぱらぱらめくってみたことがあった。
 今読んで面白いのは最も落ち込んでいた頃の日記だった。
 8年も前のことだから苦しさや辛さは他人事のように風化している。
 だからそれを読むことで苦しみや悲しみが蘇ったりすることはない。
 しかし読者を自分一人だけに想定して書かれているため、真情の吐露として最も赤裸々な読み物であることは間違いない。

 この日記はWeb上に公開されているものである。
 なるべく正直にあるがままに書きたいことを書こうと努力しているが、読者が自分一人の時と比べるとどうしても筆が鈍るときがある。
 それは主に、他人について書く時だ。
 その人もこれを読んでいるだろうと知りながら堂々と悪口を書くということは、なかなかできたものではない。

 悪口はパンチが届く距離で言うべきなのだと思う。
 少なくとも本人に会うのが気まずくなるようなことは書いてはいけない。

 そういえば、裏日記をつけているのかと以前誰かに言われたことがある。
 もちろんそんな余裕はない。
 今つけている日記はこれだけだ。

 が、手書き時代の日記をめくると思いがけず刺激的なことが書いてあるのを見つけたりする。
 人の悪口とか。

 山下洋輔「ドバラダ門」読む。
 エッセイでおなじみの文体で小説が書かれており読み応えは極上だ。

 7時半に寝て1時に起きる。
 シャワーをあび、こうして日記を書いているというわけ。
 3週間前から節酒生活が続いている。
 平日は一滴も飲んでいない。
 おかげで肝臓の調子は良好だ。
 なのに胃が荒れている。
 どういうことだろう。
 プーアル茶の飲み過ぎだろうか?