阿部さんのカレーライフ

 昨日はなぜか大雨が降りしきっていた。
 というよりも今週はやけに雨の多い週だった。
 そういえば桜が散ると必ず雨が降っていたように思う。
 春雨というのだろうか。
 別にいわなくても構わんが。

 12時半に中野駅改札にて、漠の後輩である阿部さんと待ち合わせる。
 彼女は今年学校を卒業したばかりである。
 そして今回の公演に出演する。

 江古田地域センターにて稽古。
 西武新宿線と池袋線の間に位置するため、中央線族の目からは陸の孤島という印象を受ける。
 昨年「ギョーザ大作戦」の稽古で1回だけ使用したことがある。
 その時は通しの最中にホットプレートのガラスが割れたり、千保ちゃんが気分悪くなってトイレに駆け込んだりと、霊的不祥事が多かったものだ。

 昨日書き足した台本を配り、阿部さんを交えて本読みをする。
 「夏の子プロ」は男芝居。
 「粗忽重ね」は女芝居と定義している。
 本日は「夏の子」の稽古中心だったので、読み合わせ的には阿部さんの出番はあまりなかった。

 それでも稽古するところはあるから不思議だ。
 ほんの短いシーンだが、望月と中山君には今週1週間のまとめ的な意味合いを含めて色々動いてもらった。
 あらかじめキャラを作ってあるから、こちら的には非常に指示が出しやすい。
 だが、表面的なつくりのみで終わる可能性もあるので、この方法論のみを信じて邁進するのは非常に危険に思う。
 そろそろクラッチを効かせて、別のルートを探るのも一案だ。

 だが今のところ道に迷っている気配はない。
 シーン作りが楽しい。
 結構なことだ。

 夕方からは阿部さんの稽古。
 とにかく喋るということに慣れて欲しかったので、昨日どうやって1日を過ごしたかをCTスキャンばりの細かさで喋ってもらった。
 トータルでおよそ2時間ほどかかった。

 最後に伝言ゲームのようなことをして、稽古は終了。
 本日の稽古にてわかったことは、昨日阿部さんがカレーを作ったということと、今朝もカレーだったことと、帰ってからもカレーを食うであろうということだった。