兄弟喧嘩の話

 妙な睡眠の仕方をしたせいで今朝も眠かった。
 しかもたちの悪い眠気で、昼過ぎになっても払えなかった。

 当然稽古の時間は疲労困憊している。
 睡魔との戦いで睡魔に陥るという悪循環だ。

 最近心がけていることがある。
 それは、稽古前に必ず糖分を補給すること。
 これをしておかないと、途中で頭がぼうっとしてくる。
 逆に、これをきちんとしておけば、脳の回転を維持できるような感じがする。

 「粗忽重ね」の稽古。
 阿部さんの動きをつける。
 ただつけるだけでは面白くないので、動く理由を中心に設定していった。
 動きに余計な雑念が入らないので、見ていて好ましいものになった。

 つづけてつるまみと阿部さんに姉妹の会話をしてもらう。
 普通にキャスティングするならつるまみが姉になるのは当たり前のことだ。
 が、それでもあえて妹をやってもらうならば、今の彼女に何らかの新しい要素が必要になるはずだ。

左から敏腕プロデューサーと望月

 塚本「阿部さんは兄弟いるの?」
 阿部「はい」
 塚本「弟?」
 阿部「はい。4つ下です」
 塚本「ケンカとかする?」
 阿部「前は、結構しました」
 塚本「想像つかないな。中山君は姉さんがいるんだよね?」
 中山「うちは年子ですから、体力的に互角なんです」
 塚本「本気でケンカ?」
 中山「しましたね。ゴミ箱に相手の顔突っ込んだり」
 塚本「まみちゃんは?」
 まみ「あたしが妹です」
 塚本「そうなの?」
 まみ「でも長女なんです」
 塚本「兄貴がいるんだ」
 中山「僕の知ってる範囲では、妹がいる兄貴はどうしてもやられっぱなしですね。口じゃ絶対負けるから」

 兄弟論議をしてからまみちゃんいじりを続ける。
 その後は望月の稽古。
 虚弱体質の男を演ってもらったらなかなか面白かった。
 演技の引き出しは思わぬところに隠れているものだ。
 稽古前期は開けられるだけ開けて、中に何が入っているのかを確認するつもりだ。

 稽古後、望月、中山君と野方ホープでラーメンを食う。
 3年ぶりに行ったのだが、店員の態度が随分向上しており、店もきれいになっていた。
 そして気のせいか、味も良くなっているようだった。

 野方から高円寺まで歩き、11時に帰宅。
 仮眠をとるかどうか迷うが、結局シャワーを浴びてコーヒーを飲む。