初夏の日差しと千秋楽

 朝10時に起きたが、体が重くて仕方がなかった。
 昨日プロレスを観て興奮しきったせいだろうか。

 飯を食う元気すらないまま、寝癖頭を武蔵小金井駅まで運ぶ。
 電車を運転しなくて済むのはほんとに幸いだ。
 車中、スティーブン・キング「IT」読む。

 落合から歩いて劇場に着く。
 気温がかなり高く、長袖のシャツを着てきたことを後悔した。
 最高気温が28度らしい。
 まるで7月だ。

 オギノくんに「1時からの会は演目チェンジの時にクーラーをつけよう」と言ったのだが、なぜか「夏の子プロ」上演中ずっとクーラーがついていた。
 途中で気づいて消す。

 「夏の子プロ」で台詞の「かみ」が多くなってしまい、裏で聞いていてもちょっと辛く感じられた。
 途中までは良かったのに。
 「粗忽重ね」も今までより間が長くなっているように感じられた。

 桟敷童子の伊原さんが来ていた。
 次回公演の案内をオギノ君ともどももらう。

 回転OZORAの森さんがいなり寿司を差し入れてくれた。
 休憩時間中にほおばりながら、昼公演の駄目だしポイントをぼんやり考える。
 短い期間の芝居とはいえ、役者やスタッフに疲労の色は濃い。

敏腕P「阿い韻媛兇魯?隋璽饗膾鄒錣茲蟶2鵑諒?イだ」
休憩時間に睡眠をとる和泉さん
同じく鶴マミ

 夜公演の前に気づいたところを役者に声をかけて直す。
 一度直し始めるときりがないのは理由がある。
 それは、できあがったシーンに「飽きる」という現象があるからだろう。

 昼間暑かったためか、夕方になって少しずつ気温が下がっていく感覚が夏と全く同じで、そのことがとても嬉しかった。
 そういえば「夏の子プロ」というタイトルへの疑問を口にする人がほとんどいない。
 連休中、とてもいい天気だったからだろうか。

 千秋楽の夜はさすがにそれなりの数のお客さんが見に来た。
 ただでさえ暑い日だったので、人いきれが加わることで劇場の温度はかなり上昇したのではないだろうか。

 お客さんの反応が良かったので、昼の芝居で台詞をかんでいた望月もやや蘇り、元気のなかったマミちゃんもパワーを取り戻したみたいだった。
 「夏の子プロ」は台詞と台詞の間がとても短いので、笑い声にかき消されて次の台詞が聞こえないという現象が起こりがちだった。
 「粗忽重ね」は間を長くとった芝居なので、そういうことはあまりなかったが。
 それでもオペの敏腕Pの証言によると、暑かったため「粗忽」の頃にはだれているお客さんもいたとのこと。

 8時からばらしを始める。
 とはいうものの、照明の灯体をおろし幕をおろしゴミを片づけ客席を直し掃除をすれば終了だった。
 あっという間に終了。

 装置にダッチワイフを利用したのだが、セットでついてきたスケスケセーラー服セットを誰が持って帰るかでひと悶着ある。
 結局、下着とセーラー服は中山君。
 本体は俺が持って帰ることに。

 白木屋にて打ち上げ。
 バラシ手伝いの宇原君とあーや、DMデザインのモチメも来てくれた。
 10時からゆるゆると打ち上げ。

 1月に急遽決まった公演だったが、割といい感じに上演できたと思う。
 次回の7月公演への「はずみ」にするのが目的の第一だったので、答えは次回公演終了時に出るだろう。
 どういうものを答えとするかは議論がもたれるところかもしれないが、例えば今回の公演が気に入ってくれたお客さんが次回も来てくれたら、それは一つの成果だと思う。

 和泉さんはなんと明日から稽古だということで1次会にて帰っていった。
 「明日からだよ、馬鹿やろー」が捨てぜりふだった。
 ロックンロールだ。
 宇原君とあーやも、新しいバイクで帰っていった。
 2次会は例によってカラオケ。
 望月も最初にすこしいただけで帰っていった。
 明日仕事があるのだという。

 オギノ君と中山君の極悪コンビが今宵もがなり立てる。
 どこかで見たことのある光景だと思っていたら、去年2月末の南京小僧の打ち上げだった。

 さんざん歌い尽くし、明け方解散。
 オギノ君に小金井まで車で送ってもらう。
 道中、うわさ話や愚痴など、色々な話を聞く。