結局ブラジル

 小金井の桜町上水会館で稽古。
 歩いて行くが結構遠い。

 寝不足のため血が頭に回ってこなかったので、逆立ちをすることでむりやり血液を頭部に送る。
 赤鬼みたいな顔になってしまった。

 ラスト近くのシーンを稽古する。
 畳敷きの部屋だったのでともすればまったりしてしまうのが難だ。
 空はずっと曇っており、この分だと公演中に梅雨明けはないだろうと思われる。

 夜、クライマックスの稽古。
 最後は「役者力」に頼る部分が大きいのだが、とどのつまりそれは「人間力」でもある。
 要はごちゃごちゃぬかさないで何とかする力であり、髪振り乱して Yes! No! を叫べる力。
 そういうものを少し見せることができれば、後はシーンそのものが力を持つのではないだろうか。
 そこには演出も台詞もきっかけもないはずだ。
 そして見るものをどこかへ運んでくれるはずだ。

 だがまあ、飛び立つのを失敗することを事故というわけだから、細心の注意を払って取りかからなくてはいけない。
 週明けが勝負だ。

 10時過ぎ帰宅。
 ブラジルがドイツを破っていた。
 切ない幕切れだ。
 しかし、両チームとも予選では青息吐息だったのに。
 ワールドカップには魔物が住んでいるらしい。家賃はいくらだ?