悪夢から始まる一日

 久しぶりに妙な夢を見たのだ。

 夢の中は夜。
 コンビニに行こうと思い外に出ると、アパートの壁に男がうずくまっていた。
 そいつは俺の姿を見るとそそくさと逃げ出した。
 追いかけていこうかと思ったが、そいつがこっちを怖がっているのがわかったので、声だけで追い払おうと思ってうなり声をあげた。

 うなり声をあげながら、「あいつは俺の無意識に逃げていったんだ。だから追いかけるのは危ないんだ」と考えていた。

 夢から覚めたのはうなり声をあげたからだ。
 ううう、ううう。
 不思議と悪夢を見た気はしなかった。

 昨日はマラソンをしてから何も食わずに寝たので、起きた時の空腹感はすごかった。
 空腹故に起きることができたという感じ。

 駅近くの松屋でカレーを食う。
 胃袋までもが咀嚼している気になる。

 昼休み、半年ぶりに秋葉原へ行く。
 実家で使っているPCのため、メモリーを買い求め。

 PC100のバルク品で128メガ。
 約2800円。
 安くなったもんだ。

 夕方6時に実家へ。
 早速メモリーの取り付け作業をする。
 実家のPCは昨年日本から撤退したGatewayのNeoという機種。
 一時期流行った一体型で、拡張性がゼロというマシン。

 しかし、ディスプレイ部分から本体を取り外すと、ちゃんとメモリースロットがある。
 フックをはずして旧メモリーを抜き、買ってきた128Mのメモリーを装着する。
 電源を入れてウィンドウズを起動してみると、かなりパフォーマンスがアップしていた。
 これであと2年はもつだろう。

 本日のショックなニュース。
 戸川京子さんが自殺した。

 7年前、木野花さんが演出した「やっぱりあなたが一番いいわ」という芝居で戸川さんが出演した時、俺は稽古場付きをしていたのだ。
 気さくな人で、稽古場付きをしていた我々が稽古場で発表会をした時にわざわざ見に来てくれたりもした。

 身近な人だったわけではないが、間近に接したことがある人が自殺をしたというのは、初めての経験だった。
 ショックだがそれ以上に怖かった。

 安室奈美恵とSAMが離婚した。
 これは別にどうでもいい。

 週刊文春にて阿川佐和子さんと美輪明宏センセイの対談を読む。
 美輪先生のお言葉にため息が出る。
 ただただひれ伏すのみ。

 文芸春秋で柳家小さんについて語る立川談志の文を読んだ。
 超絶特A級の追悼であった。
 人の死に際してかくありたい。