ハードディスクのデータが天に召される

 わけあってこの日付である。
 どんなわけあってか。結論から言えばごく簡単なことだ。
 パソコンのデータがクラッシュしてしまったのだ。

 なぜそのようなことが起きてしまったのか理由を書いておこう。
 ウィンドウズと Linux をダブルブートしていたのだが、芝居も終わったことだし最近あまり使っていなかった Linux に、巷で話題の Open Office をインストールしようとしたのが昨日の夜だ。
 そして、苦労の甲斐あってインストールは無事成功。
 こうなると欲がでるってもんで、日本語環境の貧弱な Linux に ATOK を導入しようと試みたのがいけなかった。
 素直に CD からインストールすればいいものを、イメージファイルを展開するという方法を試してみたのだ。
 展開先を Linux 側のパーティションにするべきところを、なにを間違えたかものの見事にウィンドウズ側に指定してしまった。
 ウィンドウズファイルのマウントをしてみると、ファイルの様子がおかしい。
 1.4ギガのファイルがあったり、何も入っていないフォルダがたくさんできていたり。

 その時点でいやな予感がした。
 すぐにログアウトし、ウィンドウズを起動してみる。

 動かない。

 Linux の起動とあわせていろいろ試みたが、駄目だった。
 最後の手段とばかりにフロッピーディスクで起動してみた。
 MS-DOS が起動した状態になる。
 ハードディスクの状態を調べてみると、読み込み不可能となっていた。

 さて、後は放心。
 今までの人生でもらったありとあらゆるプレゼントをすべて取り上げられるという「逆クリスマス」。
 メリークリスマス。
 サンタのおじさんはぼくの大切なデータを根こそぎ奪い取ってノルウェー方面に帰ってしまいましたとさ。
 いや、Linux だからフィンランドかな。
 どうでもいいや。

 それが昨日の夜の出来事だった。
 再インストールを決意したのが今日の昼。
 取りかかったのが夕方である。

 さんざん手こずったあげくようやく日記をアップできる状態に回復した。
 戦後、焼け野原の日本を立て直してきた人達の気持ちが少しだけわかった。

 今回の反省。
 データはシャボン玉である。
 確かにそこにあるのではなく、あるように見えているだけなのだ。
 だから、確かなものに記録しておかなければならない。
 当たり前のことですな。
 CD?Rが10枚もあれば事足りるはずだ。

 しかし、あれもこれもそれも、なにもかもがほんの一瞬でこの世から消え去ってしまうという経験は、ある意味ノストラダムスだ。
 この地球だって宇宙的視点に立てば、吹けば飛ぶようなものにすぎないわけで。
 ブラックホールなんかに飲み込まれたら、ウもハもなく消滅するに違いないのだ。

 作業が一段落ついてから、玄関に盛り塩をした。