唐揚げ立ち食い男

 昼、昨日買った豚ロース厚切りでトンカツを作る。久しぶりだ。
 キャベツの千切りを作ろうと思い、ずいぶん前に実家から持ってきたスライサーを使ったが、千切り機能がついていないやつだったので仕方なく包丁で切った。
 ご飯にキャベツをのせ、その上に切ったトンカツを並べ、ソースをかけてなじませてから食う。
 ソースカツ丼というヤツだ。
 京葉道路の鬼高パーキングではソースカツ丼を売っていて、バイク便時代よく食った。
 椎名誠が何かの本でソースカツ丼との出会いを書いていた。
 卵でとじたカツ丼のつもりで注文したらソースカツ丼が出てきて驚いたらしい。

 カツ丼は男の食い物という気がする。
 1000キロカロリーくらいあるし。

 昼の間太陽が出て部屋は暖かくなりかけた。
 外に出てみると太陽の光は強かった。
 しかし空気はとても冷たかった。
 まるで10月下旬みたいだった。
 実際今日は最低気温が20度を下回るところが多かったらしい。

 阪神は巨人に負け、ダイエーは勝ってマジックを3にした。

 夜は卵とじスタイルのオーソドックスなカツ丼を作って食べた。
 やはりこちらも捨て型い。
 カツ丼はラーメンと同じでくせになるとそればかり食うことになるから、気をつけないと。

 近所の99円ショップが25日で閉店するため、最後の買い物に行ったら、隣の銭湯まで取り壊しの工事を始めていた。
 2ブロックが閉店し、マンションが建つらしい。
 ビッグパワーズがなくなり、銭湯がなくなり、99円ショップがなくなる。
 いよいよ引っ越しの時機到来だろう。

 久しぶりにマラソンに行く。
 3キロちょっと。

 うちに戻る直前、連雀通りと小金井街道の交差点で、見覚えのある男が立っていた。
 久保田君だった。
 串に刺した唐揚げをもりもり食いながら信号が青になるのを待っていた。
 「久しぶりだね。稽古の帰り?」
 「ええ、ほうれす(そうです)」
 「何を食べてるの?」
 「はらあれれす(唐揚げです)」
 次回公演の案内をその場でもらった。
 「えひ、ひへふははい(ぜひ来てください)」
 唐揚げはとてもおいしそうだった。

 うちに帰りシャワーを浴び、焼酎をジュースで割って飲む。
 残暑はまだ終わったわけではないらしいが、さすがに30度を超す日は来ないだろう。
 そういえば98年の11月に街角の温度計が27度をさしたことがあった。
 冬装備でバイクに乗っていたから、暑くて参った。
 が、その月の終わりには寒さで参った。