高田延彦の「泣き虫」

 酒飲みにとってはほんの少しの酒で酔いが回ることはありがたいのだろうか。
 味が好きならばそうではないだろうが、酔いが好きならば好都合だ。
 昨日はほんのわずかのズブロッカでたちどころに酔ってしまった。
 頭がぐるぐる回る酔い方だ。
 もちろん布団に入ってからの記憶はほとんどない。

 起きたのはなぜか朝の7時半。
 3時過ぎに寝たにしては早すぎた。
 それに、起きたからといって眠気が取れたわけではないのだ。
 眠いのに起きる。
 そういうこともある。
 例えば今日、というわけだ。

 結局二度寝し、11時過ぎに起きる。
 納豆とご飯を食べ、「泣き虫」読む。
 1995年10月に行われた、武藤と高田の試合では、初めから武藤が勝つと決められていたらしい。
 別に意外な事実という気はしなかった。
 むしろ、団体の経営者兼看板レスラーのストレスを、これほどきめ細かく書いた本はかつてなかったのではないか。
 管理する側とされる側の問題。
 エゴのぶつかり合い。
 これはプロレスに限らず、あらゆる組織に敷衍出来るテーマではないか。

 夕方、荻窪から高円寺まで歩く。
 何となくだが、引っ越ししたいなと考えており、引っ越すとしたら中央線沿線がやはり望ましく思え、それらの町を自分の足で歩いて確かめようと思ったのだ。
 荻窪から青梅街道に出て、天沼から阿佐ヶ谷の北を通り、そのまま高円寺の北口まで歩いた。
 ゆっくり歩いたが、歩き疲れた。

 高円寺は商店街の密度が濃く、古本屋や雑貨屋を見つけるたびに足を止めてしまった。
 面白い町だなと思った。

 高円寺のニューバーグでCランチを食べる。
 600円なのに、ハンバーグとチキンカツと魚のフライとエビフライがついてきて驚いた。

 北口の商店街を歩いていると、リサイクルショップでルービックキューブを見つけた。
 店の主人に、
 「そろえられる?」
 と聞かれたので、その場で六面をそろえ、意気揚々と早稲田通りへと去った。

 駄菓子屋で160円分の駄菓子を買う。
 7時半だったが、西の空はまだ明るかった。
 もうすぐ夏至なのだ。

 9時帰宅。
 駄菓子はあっというまに食べてしまった。

 11時。
 「情熱大陸」で西原理恵子を見る。
 面白かったが、30分という時間はサイバラを知るには短すぎた。
 せめて1時間は欲しいところだ。
 冒頭、ゲッツ板谷がコメントをしたらしいが、シャワーを浴びていて見逃してしまった。