三国志

 昼12時起き。
 昨夜は遅くまでずっとプロレスのビデオばかり見ていた。
 宵っ張りの病というか、自分は夜に眠るのがとてもへたくそだ。
 明け方になった方が寝つきがいい。
 <あきらめの睡眠>
 と個人的に名づけている。

 買い物に行き、ベトナムフォーを買った。
 ベトナムのインスタント麺だ。
 米で作った麺で、もちっとした歯ごたえとあっさりしたスープが気に入っている。
 昼はそれを食べた。

 松島君と会う予定が今日あったのだが、なぜか3日前、予定時間と場所について健ちゃんからメールが来た。
 新宿ということで仮決定したままだったのだが、そのまま今日になってしまった。

 4時ごろまでうちで過ごす。
 「三国志4」などという古いゲームをやっていたら、あっという間に時間が過ぎた。
 やるのは随分久しぶりだった。

 学生時代の後輩で小松という男がいる。
 三国志が大好きで、小説やマンガはもちろん読み、ゲームもかなりやりこんでいた。
 彼はセガサターンで三国志4をやる時、友人知人の名前でオリジナル武将を作成していた。
 「塚本さんは武将タイプか軍師タイプか迷いましてね」
 俺まで作っていた。
 「結局両方の特性を生かそうと思ったのですが、結果的には武力知力共に70前後の、どっちつかずな将になってしまいました」
 「使えねえじゃんか、おれ」
 一応、顔もそれらしき絵を選んでおり、人物捜索をしている時に突然知り合いが見つかると結構笑えた。
 小松は配下に白石という俺の後輩をつけており、戦争のたびに従軍させていた。
 「白石は使えるの?」
 「戦闘力、知力、共にそれほどでもないんですが、彼には特殊能力がありまして」
 「なんなの?」
 「落雷がつかえるんです」
 「白石すげえ」

 この遊び方は結構面白かったので、自分も三国志6をやる時に試してみた。
 マグネシウムリボン公演「圧力の卯月」に出演した仲村さんの武力を99にして、さらに剣のアイテムを持たせたら、一騎打ちで呂布を倒してしまったのには笑った。

 4時を過ぎ、5時になったところで健ちゃんからメール。
 待ち合わせ場所の確認だった。
 結局新宿で決まったらしい。

 南口に行き、ファーストキッチンで松島君と会い、色々話す。
 1時間と少し。
 思ったより早く終わった。

 10時帰宅。
 三国志の続きをやるのはさすがにバカらしかった。
 それでも宵っ張りの病は治らず、夜中の3時くらいまで起きていた。