タイガーアンドドラゴン

 昼、買い物に行き、昼飯と夕飯の食材を買う。
 袋二つ分になった。
 片方の袋には米5キロを、もう片方には他の食材を入れた。
 どちらもほとんど同じ重さだったから、総重量はおよそ10キロ。
 帰り道、その荷物をダンベルのように上げ下げする。

 焼きそばをつくって食べてから、図書館へ行き本を借りた。
 午後は本を読んだり音楽を聞いたりしながら過ごした。

 夜、ハマグリをホールトマトで煮込み、スープを作って食べる。
 メインはカレー。
 珍しく豚肉を使う。

 カレーに使う肉は、関西では牛、関東では豚が一番多いそうだ。
 そういえば子供の頃によく食べたカレーは大抵ポークカレーだった。

 9時から「タイガーアンドドラゴン」見る。
 宮藤官九郎の最新作。

 笑いのセンスのないヤクザが、落語家に弟子入りする話だった。
 ヤクザを演じたのは長瀬智也で、落語の師匠を演じたのは西田敏行。

 ドラマは「三枚起請」という落語をモチーフにしている。
 年季が明けたら夫婦になるといって遊女が交わした起請文。
 ところがその相手が三人いたというのが元の話だ。
 長瀬のヤクザはその噺を覚えようとする。

 一方、長瀬の周りには、伊藤美咲が演じる奇妙な女が出没している。
 その女は色々な男といい仲になるのだが、最後の一線は越えさせない。
 男たちはその女の心を射止めるため、みな一様に肩にタトゥーを入れてしまう。

 起請文をタトゥーに置き換え、現実世界でも平行して「三枚起請」を物語ったあたりが、この脚本の一番おいしいところだろう。
 ただ、必ずしも一般受けする題材ではないため、客を選ぶ作品だったのではないだろうか。

 阿部サダヲが西田敏行の息子として出ており、みたいな、縁の下の力持ち演技をしていた。
 それから岡田准一も、破門された息子を演じていた。
 長瀬智也は役柄上ドスを効かせなければならないのだが、必要以上に作った声を出しすぎる嫌いがあった。

 主題歌はクレイジーケンバンドの「タイガーアンドドラゴン」
 サビの、
 「俺の話の聞け」
 のフレーズが効いていた。
 だが、そのためだけに選んだというより、むしろこの曲に触発されて書いたシナリオなのではないかと思った。
 そのくらい、曲の雰囲気がドラマと合っていた。