マツケンサンバと宝塚

 花粉の攻撃は続く。
 昨日が空襲だとしたら、今日は上陸作戦だ。
 杉がその辺まで来てる感じだ。

 しかし、特に目が痒いということはなかった。
 くしゃみが時々出たくらいだ。

 花粉症の症状は自律神経と関わっている。
 だから、落ち着いた呼吸を心がけ、何事にも動じない精神でいた方がよいのだ。

 マスクをせずに一日を過ごす。

 高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』読了。
 著者の名前を見た瞬間、小説を書く技術を教える本ではないだろうと思ったが、果たしてその通りだった。
 だからといって観念的なことしか書いていないかといえばそうではなく、小説と戯れる具体的方法が書かれている。
 小説と幸福に接するためのガイドブックとして最適かもしれない。

 夜、牡蠣ご飯を食べる。
 だし汁、醤油、酒、牡蠣だけで炊いたシンプルなもの。
 ごぼうも合うのだが、それは豚汁に使ってしまった。

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 『マツケンサンバ』がMTVで放映された。
 舞台から生まれたヒット曲としては稀有のことだ。

 侍がサンバを踊るという演出は、松平健が宝塚マニアだから可能だったのだと思う。
 レビューを見慣れていたからこそ、座長としてオーケーが出せたのではないか。

 レビューという演劇形式は、ブロードウェイのラインダンスをヒントにして出来たものだ。
 はじめは映画の添え物だったが、たちまち人気が出た。
 だが、オイルショック前後から観客が激減し、次第にレビューは見られなくなっていった。
 今でもやっているのは、宝塚歌劇団くらいだ。

 映画と並んで舞台が娯楽の王道だった時代に、多くの人々を楽しませたレビューの魅力が、マツケンサンバに結実しているのだと思う。
 こういうのは理屈ではない。楽しいから楽しいのだ。

 ところで、『マカレナ』はなぜ売れたんだろう?