地震と、黒い肝臓の会定例会

 涼しい日が続く。
 26度くらいなのだろう。
 もちろん長袖を着るほど涼しくはない。
 人間の体は季節に応じて体温調節や水分調節を変えるので、7月の体で感じる26度は4月の26度とはわけが違う。

 MXテレビで『談志・陳平の言いたい放だい』を見る。
 談志講座が面白かった。
 立川流落語の真打ち基準についてわかりやすく説明していた。
 落語100席以外に小唄や踊りなどをマスターしないといけない理由について、非常に納得がいった。
 「やんなきゃなんねえ、じゃなくて、真打ちになる奴ぁ、好きなはずだ。好きでなきゃいけない」
 まことにその通りだと思った。

 昼過ぎ。
 図書館に行くが、特に借りたい本はなかった。
 というよりも、近頃は『哲学者の密室』にかかりきりになっており、すでに借りているのにまだ読んでいない本が2冊ほどある。

 4時半過ぎだったか。
 突然地面が下から突き上げられる感じがしたと思ったら、部屋が大きく揺れた。
 かなり大きな地震だった。
 揺れが収まってからネットでニュースを見る。
 震度5弱の地震だという。

 夕方5時に外出。飲み会が下北沢であったのだ。
 だが、中央線は大幅に運転が遅れていた。
 「上り電車はただ今、日野に到着しております」
 というアナウンスを聞いて、がっくりした。

 しかし、おかげで『哲学者の密室』を随分読み進むことができた。
 700ページ超え。
 後篇に突入し、舞台設定は現代に戻った。
 トリックが緻密極まりないのはわかるが、登場人物達がいつでもどこでもトリック解析に夢中なのは、やはり違和感を覚える。

 下北沢には1時間遅れて7時に着いた。
 例によって餃子の王将。
 3人が先に来ていた。
 ギョーザ10人前、唐揚げ、酢豚、天津飯2人前、チャーハン、エビチリ、野菜炒めなどをがつがつ食う。
 いつもよりかなり少なめだった。

 4月からハンガリーの日本人学校に赴任した飯川君の話題、最近の天候について、同期の内田君が試験直前であることの話題、10歳年下の世代が考えていることについてなど、身内による身内のための時事放談みたいな時間を過ごす。
 散々食った後、ドトールでコーヒーを飲んだ。
 涼しいから、テラスで飲んでも夜風が心地よかった。
 ビアガーデンでも行こうかという話になっていたのだけど、気温を考えると下北で正解だったかもしれない。

 10時に散会。
 11時帰宅。
 飲み会ではあまり飲まなかったので、シャワーを浴びてから発泡酒を飲み直した。

 『みごろ!食べごろ!笑いごろ!』の食べごろBoxが届いた。
 Disk4のさわりだけ見る。
 放送から3ヶ月以上経ち、コントに随分慣れたキャンディーズがいた。
 一気に見てしまいそうになるところをグッとこらえ、明日の楽しみに取っておくことにした。