クーンツの小説

 最近の寒さは尋常じゃない。
 隙間風が入らないよう、窓にテープをはっているが、冷気があちこちから部屋の中に忍び込んでくる。
 手足が冷たく、夜は寝られない。
 いつもの年ならこんな寒さは2月の一時期しか味わえない。
 寒波のせいらしい。
 日本海側はそのため、大雪が続いている。

 夕方、南中野で稽古。
 松本さんと田中さん来る。
 初めに通しを行い、その後10時まで、美術に使う柱やそのほかのものについて話しあう。
 今回の芝居は、建てこむ量は多くない。
 前回、前々回と、仕込みとバラシが大変な芝居が続いていたが、今回はそこまでいかなさそう。

 荻窪のマックで夜食を食べ、12時帰宅。
 『ハイダウェイ』読了。
 クーンツ作品は一時期まとめて読んだが、登場人物は白か黒しかいないような気がする。
 そのため、真面目に読んでいると時々馬鹿にされたような気持ちになる。
 わかりやすいといえばわかりやすい。
 そういえばクーンツは『ベストセラー小説の書き方』という本も出していた。
 自作も、その方法論に忠実ということか。