ニワトリ食べる

ひどく眠かった。
2時間くらいしか寝ていない。
実家では朝が早いので、いつもより1時間以上早く起こされる。
だから、自分のうちで3時間睡眠程度になるような時間に眠ると、実家では2時間睡眠となってしまう。

夢とうつつの境界が判然とせぬまま、機械的に箸を動かして飯を口に運んだ。
母親になにか言われたけど、ものすごく適当なことを答えた気がする。
食器を洗い桶に持って行き、二度寝する。

二度寝がやや長引き、起きるのが30分ほど遅れてしまった。
が、今日の二度寝はやって良かったと思う。
1時間半くらいぐっすり寝られたので、ある程度睡眠時間の補填になった。 オブジェクト指向の本を読み終えた。
まだまだ、わかったとは到底いえないJAVAである。
そりゃそうだろう。

しかし、どのプログラミング言語にも、文法の覚え方に法則がある。
まずは簡単な文字列を表記するプログラムから始まり、変数や演算子の定義、配列、繰り返し文の表記と条件分岐。
だいたいここまでやってから、各言語の方言に移るといった感じだ。
だが、これ以上命令文を覚えるということはほとんどない。
BASICとはその点が違う。
今思えば、昔覚えたBASICの方こそ、プログラミング言語としては妙な仕組みだったかもしれない。

夕方、丸ノ内線の中で、巨大な段ボールをカートに乗せた同じ会社の社員とおぼしき男女が、小学生の頃に授業でニワトリの首をはねたという話をしていた。

「雄鶏って卵生まないじゃん。それで足押さえつけて首ちょん切るんだ」
「やーん、かわいそう」
「かわいそくねえって。首はねられても暴れるんだわ」
「へえー」
「で、血抜きっつんだけど、つるしてからそれしてさ」
少し間があって、
「何でおれこんな話してんだろ」
「ほんとだよ」

電車でジャコバン派の粛正みたいに首をはねられる鶏の話を聞いたせいで、夜のおかずがきまった。照り焼きチキンを食おう。
丁度冷蔵庫に胸肉があったはずだ。
本当はもも肉で作るべきだが、胸肉の方が断然安いのだから、買い置きしてしまうのは仕方ない。

塩こしょうした鶏肉の表面を焼き、砂糖、みりん、酒、醤油で作ったたれで煮詰める。
たれにはショウガの絞り汁を少々。
7分くらいで煮詰まる。
が、はじめのうちは蓋をしないと、中に火が通らない。
もっともはじめから小さく切っていれば話は別だが。

もやし、ほうれん草のおひたし、みそ汁、そして照り焼きチキン丼を食べた。
平日にちゃんとご飯を作ったのは久しぶりのような気がする。

無線LANのACアダプタが届いた。
設定をする。
YahooBBのモデム電源を切らずに設定を進めたためか、いくらやってもネットにつながらなかった。
一度、モデム、ルーター、パソコンの電源をすべて落とし、モデムから順番に電源を入れると無事つながった。
小規模ネットワーク環境ができたので、今後は何かと便利になる。
台本書きはノートでやることが多くなりそうだ。
キーボードが打ちやすいから。

  1. カワハラ より:

    「ニワトリ食べる」の題名に、一瞬「えっ」と思った私。
    鶏肉ではなく、ニワトリって言葉に変えるだけで「そんな残酷な!」という感情と「私も食べたい」の感情との差が出て、驚きました。

  2. ドカ山 より:

    > カワハラ

    公園の鳩を見て「おいしそう」とつぶやいたアグネス・チャンに比べたら、おれもまだまだよ。