夕方、つよしとひでき公演『Miyoko』見る。
会場は阿佐ヶ谷のアルスノーヴァ。
南口の飲み屋街を抜けたところにある。
10年と少し前の年末に餅つき大会がそこであり、顔を出したことがある。
以来ずっとご無沙汰。
小屋自体は大変古く、斜光社時代の竹内銃一郎氏(当時は純一郎)が、『少年巨人』を上演したのが30年前だ。
7時会場。小屋にある螺旋階段やはしごをそのまま使うスタイル。
田舎に引っ越してきた夫婦の話。
引っ越し先の隣人は口うるさく、家には突然少年が出没し、少年の姿は妻にしか見えないという設定。
少年の正体が明らかになっていく過程で、絶対に<泣き>の芝居をしない(あるいはさせない)ところに、高貴さがあった。
役者が芝居で泣くのを見過ぎたせいか、ちょっと心配していたのだが、要らぬ心配だったというわけだ。
大塚さんがトイレに入って、いきなりドアを開けられた時に出す悲鳴が大変面白かった。
「うおおおおおおおおおおお」という文字が螺旋状になって便器に吸い込まれるような、そんな聞こえ方だった。
終演後、大塚さんに挨拶する。
夜、『タモリ倶楽部』見る。
安斎肇のたまった仕事を片付けるという企画。
最近では出色の面白さだった。