搬入手伝い

 西荻のニヒル牛2で、モチメの個展があり、夕方搬入を手伝いに行った。
 自転車の荷台に荷物をくくりつけ、のろのろ運転で西荻の北へ。
 狭い店内で荷物を開き、作業をはじめる。
 店番の女の子が学芸大の学生らしかった。
 自分の年齢を言ったらびっくりするだろうから黙っていたら、モチメに暴露されてしまった。
 「その頃わたし、四歳なんですけど」
 という返事が返ってきた。

 店内の飾り付けを9時過ぎに終える。
 手伝いのギャラとして、モチメ家の庭に実った柿をもらう。
 最近、ハクビシンの食害を受けていたらしい。
 夜中切り絵作業をしていると、ハクビシンのカップルが木に登って、たわわに実った果実をがりがり齧っていたそうな。
 人ごとながら、気が気じゃなかった。

 夜、トマトスープとパンを食べる。