発熱稽古

昼1時、阿佐ヶ谷へ。
夕べから熱がぐあーっと上がり、憂鬱であった。
が、逆境に落ちると生存本能が行動を補助してくれる。
火事場の馬鹿力というやつかもしれない。

その本能の援助を得て、稽古場で久しぶりに鬼ごっこをした。
そういえば昔は30分くらい鬼ごっこをして、酸欠状態になったものだ。
本気で走り回るとそうなる。
トレーニングとしてやるならば、エネルギー残量やロスのない体の使い方を考えつつ動くべきなのだろう。

へろへろになったところで、テキストを各自に渡して稽古する。
冒頭シーン。
電車に乗っている形を、立ち位置や椅子の置き方で表現する。
懲りすぎると芝居っぽさが薄れ、適当にやると車内が表現できない。

それよりもやはり、冒頭シーンでは誰がどんな役をやるのか決まっておらず、演りように乏しいのが問題だった。
今日明日と来られない鶴マミのみ、役が決まっている状況だ。
これは、早くシーンの続きを用意しないと、稽古が保たない。

5時に稽古終了後、阿佐ヶ谷のロッテリアで健ちゃんと話す。
チラシなどの話し合いをするつもりだったが、吉田さんを交え、反省会のような趣となった。
他に、好きな演劇や映画の話。
7時まで話す。

8時過ぎに実家へ。
刺身を食べ、風呂に入り、早めに寝る。
鼻の奥が腫れているのを実感するが、痛みはない。