3日目の憂鬱

10時半劇場入り。
平日であるが、マチネ昼ギャザあり。

あわただしく準備し、楽屋待機。
年末ということもあるが、初日、二日目、そして本日と、予約の状況は少ない。
DMがお客様の元に届いた時は、すでに予定を入れていたり、あるいは繁忙期のために目を通す暇がなかったり。
学校関係が試験休みや冬休みに入り、学生さんの手元に渡らなかったりなど、DMの遅れはやはり響いたと思う。
完成後、可能な限り速やかに発送し、置けるところに置いたが、せめてあと10日間は欲しかった。
(この忙しい時期に、なんで直前になって送ってくるの?)
というメールも友人からもらった。
考えなくても当たり前のことだ。申し訳ありません。

昼2時開演。
入りは初日と同程度といった感じ。
今回の舞台は、天井から膝上くらいまでのれんを下げ、その後ろに役者が待機するというスタイルをとった。
お客さんからは、控えている役者の足が見える。

控えながらも、入りのことが時々頭をよぎる。
そのたびに心の中で
(集中、集中)
と唱える。
だが、舞台に出ていられるだけでも、精神的にはましだ。
もしも出演していなくて、楽屋で控えていたら、神経がすり減ってしまうだろう。

芝居は、昨日の方が良かった。
所々で、台詞を噛む役者がいた。
が、そのことで全体が大崩れになることはなく、安定感は出てきたようだ。

<親族代表>の嶋村太一君来る。
会うのは4年ぶり。
ワールドカップの年に会うというジンクスはこれで守られた。
次に会うのは4年後?
その前に、親族代表の舞台に一度行きたいなあ。

マチネとソワレの間に、うちの母親が差し入れたいなり寿司を食べる。
前回は千秋楽のソワレに大量のいなり寿司を持ってきて、バラシから打ち上げまでその処置に苦労したが、中日のマチネにこうした差し入れはとてもうれしい。

レンタカーへ行き、バラシの車を借りる。
舞台用と照明用に2台分けるか、それとも1台で行くか迷ったが、物量的にもそれほど多くはないし、照明機材の返しはすぐに済むだろうと思われたので、1台だけ借りることにする。

7時よりソワレ。
お客さんの入りはマチネと同じくらい。
松島君と浜本さんが、3台カメラで撮影してくれた。
が、マチネよりもミスが多かった。
俺も一カ所間違え、一カ所噛んだ。
ラスト近くの告白シーンもマチネに比べて平坦で、昨日の夜撮ってもらえればなと思った。。

終演後、949で少し飲む。
松島君は甲高い声で、
「撮り甲斐がありましたよ」
と言ってくれた。
映像をやっている人には、演出も台本も取っつきやすい芝居かもしれない。

12時前帰宅。
シャワーを浴び、メールをやりとりし、2時過ぎに寝る。