皇帝の器

今週は全然お金を使っていない。
月曜日から今日までの5日間で、食費にかけたのはトータルで2000円未満だ。
一日あたり400円。
一食あたりおよそ130円の計算になる。
特に節約しようと思っていたわけではない。
自炊は外食より安いということだろう。

中公文庫『世界の歴史』の『隋と唐』『宋と元』『西域とイスラム』をそれぞれ読む。
中国の歴代王朝で<世界帝国>の名にふさわしかったのはどれだろうと考える。
やはり、周辺諸国がその文化にあこがれて次々に朝貢してきた<唐>だろうか。

基本的に清代までの中国王朝は、うまくいくのもいかないもの皇帝次第という印象がある。
前漢の武帝、唐の太宗、清の康煕帝が名君ベスト3か。

理想に燃える親政が現実から遠くなるあまり悪政となってしまうことがよくあるように、官僚やブレーンのいうことをわからないながらも聞き入れ、なにもしていないのに<名君>扱いされる皇帝もいただろう。

例えば今の日本を考えると、どんな有能な人物が総理大臣になっても、決して<名宰相>扱いはされないだろうと思う。
ある意味<総理になり損>な世の中かもしれない。

もしかすると、総理大臣というポストはとっくの昔に形骸化しているのかも知れない。
あえて国民の支持を得られない人物を据え、本当にやりたい政治は官僚が組み立てているのかもしれない。
それならば、やりたい政治のビジョンがはっきりしている政治家ほど、総理大臣のポストからは距離をおくだろうな。