打ち上げ朝まで参加

10時起き。
窓を開けると乾いた心地よい風が部屋に吹き込んだ。
洗濯物を外に干し、部屋の掃除をした。

正午を過ぎた頃から空は曇り始める。
結局、まだ梅雨は明けていないのだ。

2時半に中目黒のウッディシアターへ。
B→Topsの本公演を見る。

開演前、インセンスのライブをやっていた。
4月のB→Topsでは、土曜日の昼と夜だけのライブだったが、今回は全ステージの開演前にやっていたらしい。
下手一番前の席に座って聴く。
サックスのYayoiさんが来られず、代わりにギターの人がサポートしていた。
Yayoiさんの音を聴けないのは残念だった。
しかし、ギターが入ると同じ曲が違って聞こえ、それも新鮮だった。

本番開始。
別荘を舞台にしたシチュエーションコメディで、立場や事情の異なる登場人物の小グループが小気味よく出入りする。
舞台後方にある手すりが壊れ、登場人物の多くがそこからダイブしていた。
もちろん自ら進んでではない。
落っこちる時の絶叫が山びことなって、効果的な音響効果となっていた。

4月に出演した劇団ということもあり、自分ならどう演じるかを考えながら見た。
ラスト、ハジメちゃんと松菜さんのカップルがいちゃいちゃしている場面で、背後の崖から登場する仙人役をやりたいなと思った。
そんな役はなかったけど。
「この崖を飛び降りた者は不死身になるのじゃ」
と言って、立ちこめる霧の中に消えていくとか。

終演後、渋谷へ。
本屋をうろうろする。
8時半頃、バラシを手伝っている守屋さんに電話をする。
打ち上げは寿司屋で行う予定と聞く。

中目黒に戻るが、まだ打ち上げは始まっていなかった。
先に飲んでいるトシさん達に電話をし、大樽という店で合流する。
3時間ほど飲んでいたらしく、場はまったりとしていた。

大樽で真理菜ちゃんと劇団新感線の話などをし、打ち上げ会場に向かう。
寿司屋が狭く、もしかすると合流出来ないかもしれなかったので、挨拶だけでもするつもりだったが、なんとか中へ入ることができた。

座敷に上がる際、ハジメちゃんが迎えてくれた。
「ハジメちゃん! おっぱい揉まして!」
と告げると、快く揉ませてくれた。
それを両脇で見ていた愛子さんと松菜さんは、
「ちょっと塚もっちゃん、女がここにいるのに、それはないんじゃない?」
と憤然とした様子だった。
だからといって、
「わかりました。それじゃお二人も平等に揉ませていただきます。では、いただきまーす」
と、いくわけにもいかない。
少し泣きそうになった。

『弁天池の金魚』の絵はがきを、打ち上げに参加していた美しき女性の方々にお渡しした。
美しき女性の方々は一様に切り絵の美しさを讃え、ため息をついていらした。

守屋さんはなぜかDMを見て、
(よし、これさえあれば)
という反応をした。

インセンスのAmiさんと、サポートのさくけん君にDMを渡す。
文章・塚本健一となっているのを見て、
(カメなのに文を?)
みたいな反応をしていた。
お二人はおそらく道でばったり出会っても、
「カメさんですよね?」
と聞いてくるであろう。
前回、カメを演じた公演の時の俺は、Amiさんが着替えのため楽屋に入って来た時、ハジメちゃんが用意したエロ本を熟読していた。
もちろん「あっ…!」という感じで目を背けられた。
出会い頭のエロ本熟読オヤジだ。汚らわしかろう。
そういった意味で、今回渡せて良かった。

松菜さんとカウンターで話す。
後輩の鈴木翠ちゃんと知り合いらしかった。
ZAPPAに出演している時に共演したらしい。
こうやって世界は少しずつ狭くなるのだ。
もしも2億年くらい生きたら、世界は知り合いしかいなくならないだろうか。
カウンターでは関根さんがタイガースのユニフォームを着てトマトを切っていた。

夜風に当たりながら、出演者の立ち話に加わる。
愛子さんから、
「どうだった?」
と聞かれる。
「背が高いから、着物を脱ぐシーンがスタイル良くて格好良かったですよ。あのまま歌って欲しいくらいでした」
と答える。
ハジメちゃんには、2回の狂気笑いが良かったと答える。

なべちゃんと話す。
「いつか、自分で一本芝居がやりたい」
という。
こたつから出ない男の芝居のプロットを聞く。
ものになりそうなプロットだった。書いてみるか?

HARADAMANに、横顔を褒められる。
「好きです」ときたもんだ。
横顔ね。正面だとでかいからな。
だからといってカニ歩きするわけにもいかんし。

るみさんはDMを見ながら、和物の絵に憧憬しているが、描こうとすると西洋風になってしまう悩みを語った。
展示に来ると力強く言ってくれた。ありがたし。

座敷にて、蜂須賀さんのトークを堪能する。
「ウーロン茶でセックスできるか?」
「終電はこちらが気にしてあげた上で、『どうする?おれはまだ一緒にいたいけど』と、相手の台詞を食い気味に言え」
「ワタシのこと好き、と聞かれた時の返し方はな…」
などなど。
深夜放送を聞いているようで、楽しかった。

色々な人と話をするうちに夜が白んで来た。
外は雨だった。
寒かった。
るみさんに打ち上げ代を渡し、時計を見る。
急げば始発の次の電車に乗れそうだった。
挨拶をして駅まで走った。
電車には無事乗れた。
6時帰宅。