『シャウト!ザ・ビートルズ』

35度を超える猛暑日が続く。
もはや窓を開けて風を入れるくらいではしのげない。
うちは3階だから熱気もこもる。
水浴びをしても水がぬるい。
クーラーをつけっぱなしにすると空気が乾くし、体もだるくなる。
必然的に部屋の中ではパンツ一丁になってしまう。

ぬれタオルを絞って首からかけていると、幾分か涼しくなる。
汗はタオルでぬぐえばいいし。
だがそれをパンツ一丁で長時間やっていると、首筋から肩にかけてかなり冷える。
気温の高さのため、冷えたことに気づかない。
つまりこれも体にはあまり良くない。

フィリップ・ノーマン『シャウト!ザ・ビートルズ』読む。

ビートルズの伝記はこれまで色々読んできた。
公式のものはやはり『ビートルズアンソロジー』だろう。
ローディーだったニール・アルピノールが監修をしている。
関係者が書いたものといえば、ピーター・ブラウンによる『ビートルズ・ラブ・ユー・メイク』がある。
これは暴露本のニュアンスが強い。

『シャウト!ザ・ビートルズ』は、フィリップ・ノーマンが関係者にインタビューを重ねて構成した本だ。
直接の利害関係を持たないからこそ、エピソードを客観的に叙述できる強みがある。
渦中にいるものほど事件の全体が見えないという冒頭の文には説得力がある。