愛の支配

8時起き。
起きたら必ず1杯水を飲むようにすると、体の目覚めがいいという。
確かに、インスタントコーヒーを飲むよりはよほど効く。
血液の潤滑と関係があるのだろうか。

雨はやんでいた。
幾分か涼しくなったような気がする。

夕方、王子小劇場へ。
劇26.25団の公演を見る。
マグに客演した須藤さんが出演している。

開演時間が8時だったので、上演時間は1時間と少しくらいだろうと思っていたが、たっぷり1時間50分あった。
島が舞台。
都会からその島へ引っ越した怪しげなエステティシャンの母と、その息子の話。

どこか宗教めいたエステサロンには、二人の女性が勤めている。
母とその女性、そして息子は、しゃべり方が独特だった。
ずっと意図を量りかねていたが、ラストになってようやく納得した。
<愛の支配>という言葉が思い浮かんだ。
いい脚本だった。

劇場を出ると、乞局の秋吉君に会った。
立ち話を少しする。
昨年末のマグ公演で、随分自腹を切ったという話をすると、
「明日は我が身だあ」
と、冗談めかして彼はつぶやいた。

須藤さんに挨拶をする。
色々悩み、大変だったそうだ。
だが、稽古に行くのが楽しく、共演者は愉快な人ばかりで、演出からは気に入られ、お客さんが沢山入った、最低最悪の芝居に出るよりは、ずっといい。
「いいのに出られて良かったね」
と言って別れる。
10時過ぎだった。

11時帰宅。
雨は降っていなかったが、さすがにジョギングをするには遅い。
シャワーを浴び『夜の谺』を少し読んだ。
2時過ぎに寝た。