人々の雄々しさ

11時起き。豆のトマトスープでハンバーグを煮込み、トーストと一緒に食べる。

菅さんは喋りがのろい。
会見の動画を見て思った。
あと1.3倍くらいのスピードで喋るだけで、印象が随分変わるはずだ。
記者も視聴者も、時間を節約できる。
役者でいえば、大した芝居でもないのに、間を取りすぎている。

天皇陛下のビデオメッセージを見る。
「人々の雄々しさ深く胸を打たれています」
という言葉にハッとさせられた。
生きる人々に力を与える言葉のように聞こえた。
理屈では説明できない何かがあった。

夕方、西荻へ。
髪を切り、買い物をする。
町は節電のためネオンが消えていたが、真っ暗というわけではなかった。
暮れなずむ街に、店の明かりや車のライトがぼんやりと浮かび、夢の中に出てくる夜店のようだった。

夜、まぐろの山かけ、煮豆食べる。
山芋をすり下ろす時、手の甲にかかり、ひどく痒くなった。

『暮れなずめ街』の追加シーンを書く。
粘って粘って、やっと1ページ弱だが、詰まっていたところだったのでほっとした。