カツ丼は急に食べたくなる

昼、立ち食いそばの「ゆで太郎」でカツ丼を食べる。
朝飯を食べておらず、気分的に縁起のいい名前の食べ物を食べたかった。
500円だったが、カツの大きさも全体的なボリュームもまずまずだった。

カツ丼は卵とじに技術がいるので、チェーン展開する店で同じ味を求めるのは難しい。
だが、昔に比べると、食べやすいメニューになった。

椎名誠の『哀愁の街に霧が降るのだ』に、フライパン一杯のカツ丼を作る話がある。
それを読むとカツ丼が食べたくなる。
初めて読んだ時、とにかく無性に食べたくなり、高田馬場の地下にある揚げ物の店に飛び込んだ。
注文してから揚げてくれるスタイルで、今思えば贅沢なカツ丼だった。
値段は800円未満だったか。
食べログで調べてみたが、「串かつ えいちゃん」がひょっとするとそれだろうか?
まだ高田馬場駅が改装される前で、店も煤けた感じで汚かった。
そういう店のカツ丼がうまいというのは、飛び込みの客としてはラッキーだったと思う。

夜、ハムをパンに挟んで食べる。
食べるたびに盗まれたことを思い出していたが、ようやく完食できた。

10時、下井草のサイゼリアへ。
延々と資料読みをする。

柿田睦夫『自己啓発セミナー こころの商品化の最前線』読了。