引き続き発信

明日から名古屋行きなのだが、新幹線のぷらっとこだまを予約し忘れていた。
ネットは5日前までだったらしい。
代理店に直接行けば1日前まで受け付けているらしかったので、仕事が終わってからJTBに行った。
客は数人しかいなかったが、30分くらい待たされた。
ぷらっとこだまのチケットはまだあった。
往復で6000円近く安くなるので、馬鹿に出来ない。

夜7時半すぎに稽古場着。
前半部分の通しをする。

場面のつながり方がぎくしゃくしていることよりも、登場人物の役作りがしっかりとされていないような気がした。
自分がどういう人物なのかわからないまま、疑問を棚上げにしてとりあえず決められた動きをしているという感じ。
だから、楽しくあるべきのシーンが、見ていて辛いものになっていた。
楽しめない役者に、
「楽しんでやってください」
と言って、
「わかりました楽しみます」
というふうに行くはずはない。
そこには必ず何らかの原因がある。
各役者の抱えた疑問を解消すれば、うまくいく。
それは間違いない。
だが、すべての疑問を快刀乱麻を断つかのごとく解決できる人は、そういない。
問題なのは、それらの疑問が誰にも聞かれないまま、役者の中で燻り、本人のやる気や情熱を削いでしまうことだろう。

たぶん、思ったことをどんどん言うだけでいいのだ。
そして、誰かがじっくりそれを聞いてやればいいのだ。
「でも、それはさあ」
という風に、途中で遮るのは厳禁。
話している本人も、最後まで喋り尽くすうちに、自分の考えが整理されるという効果もある。
喋る前よりは冷静になれる。
冷静になれば、次にいける。

通しを見ながら思いついたことを、帰りの電車で知恵、真希ちゃん、由理ちゃんに話す。
駄目出しをするようになるとまずいので、こういう手もある、という言い方を心がける。

もっと色々、意見が飛び交うようになるといいが、今は自分だけでも発信をつづけるつもりだ。