第五期へ

カーテンを開けて寝たら、5時半に目が覚めた。
外の明るさに体が反応したのか。
早すぎるので2時間ほど二度寝。

9時から仕事。
体調が良くなってきたのでマスクはせず。

昼、久しぶりにモスバーガーへ。
2階席が異常に混んでいた。
運良く座れたが、座れない人がトレーを片手に呆然と立っていた。
レジで一声かけてくれればいいのにと思う。

マグ不足の件で山田さんにメール。
芹川、知恵にもメール。

夜8時帰宅。
トーストとアボカド食べる。

マグネシウムリボンについて考えてきた色々なことをノートにまとめる。
なぜ続けているのかという問いから始まり、過去から現在までの歴史や、これからどうしていきたいのかなど。

マグネシウムリボンは1997年に旗揚げした。
もう15年も続けている。

1997年から2011年までの期間は四期に分かれる。

97年から99年までが第一期。
スタッフ、キャスト共に、大学の後輩達が多かった。
稽古は昼?からやっていた。
稽古場は小金井。
今ならちょっときついだろう。

00年から03年までが第二期。
舞台監督にオギノくんを招き、彼の劇団との交流ができ、そこから人脈が広がっていった。

04年から06年までが第三期。
舞台美術に松本さん、照明に尾池さんを招き、スタッフ力が上がった。
出来ることの幅が広がり、書くものも変化していった。
入場者数が伸び悩み、予算を超えてしまう公演も多かった。
制作システムに疑問を持つ。

07年から11年までが第四期。
公演の赤字超過でおよそ1年10ヶ月ブランクがあって再始動。
その間、よそのカンパニーに客演を続け、人のつながりを増やしていった。
マグネシウムリボンに呼ぶ役者も、それまでつながりのなかったところからの人が増えた。
各公演、座組みの雰囲気は良かった。
実りの多い時期だったと思う。

そんなに長くやっているのに、そんなもんかという、世間から見た批判を想定する。
そして「そんなもん」に対する状態は「どんなもん」なのかを考える。

舞台に立ち、お客さんがそれを見て、何かを感じた瞬間に、コミュニケーションが成立する。
そのあり方が自分にとっては、絶対に必要だ。
人は必ず何らかの形で社会と関わっている。
自分の場合はそれなのだ。

だから、マグネシウムリボンを続ける目的の一つは、その質を高めていくことだ。
内容がお客さんにとっていいものであれ悪いものであれ、きちんと伝わること。
自分の中にあるものをあるがままに出し、他の何かであるような振りをしないこと。

次回にマグネシウム不足をやろうと思ったのは、作品ではなくて、コミュニケーションの質について考えたいと思ったからだ。
マグ不足の舞台は基本的に素舞台で、劇場も小さく、お客さんと役者の距離がとても近い。
その近さに、何かヒントがあるんじゃないだろうか?

やる作品は、ネタ帳に書き残したもののうち、一本の長編に入れるには内容的にそぐわないが、短編としてやったら面白そうなものが中心になる。
下らないものが多い。

マグ不足の経験を、マグネシウムリボンの公演に生かし、二つの種類の公演を繰り返して行けるようにするのが、今の時点での目標だ。
そして、第五期へ。